利己的な遺伝子 生物は遺伝子を運ぶ機械!?
この本は内容が濃い上にすごい文量なので、
全てを理解するのには中々難しくて
自分も、よく理解できない部分がほとんどでした。笑
面白いと思った項目的には
- ホモ・サピエンスだけが自殺する唯一の種であるのはなぜか?
- 無制限に子を産む動物など存在しないのはどうして?
- 自然淘汰が有利に働くのはなぜか?
- 卵子が精子よりも大きい事実の進化的根拠は何か?
- 父親における哺乳類と魚の違いはなにか?
というような類似する内容が面白かったです。
全体的な内容は
「私たちはなぜ、生き延びようと、恋をし、争うのか?」
がメインになりそこから分野が広がっていくようなもので
遺伝子の観点から、人間における行為を読み解いていく。
- 親子の対立
- 保護活動
- 争い
- 縄張り行動
などなど
がなぜ進化したのか。というようなものが書かれています。
個人的に印象に残った内容を以下まとめてみました。
遺伝子が生物を操っている
主体は遺伝子
自らのコピーを増やすことを最優先にする遺伝子
いかにして生物を操るのか?
人間主体の目線ではなく、根本的な「遺伝子」から読み解いていく。
1976年から刊行され、古典的な本であるがいろんな分野に影響を及ぼしているという。
実際に読んでみて、根本的な何かを考えるようになった気がします。
死ぬべき生物と、不滅の遺伝子
遺伝子というそこから生まれ、進化していった生物とは
「遺伝子」にとってどんな意味をなすのか?
遺伝子は、死ぬべき運命にある生存機械を次々に作っていくために、
遺伝子プールから相次いで引き出されてくる仲間の集団と協力して、
生計を立てている。
遺伝子自体は不滅かもしれないが、
特定の個人を形成する遺伝子の集まりは崩れ去る運命にある
遺伝子が生物という乗り物に乗って、生物を操っていると
捉えられる一文。
この文をみたときは衝撃を受けました。
まとめ
ゼロレベルで考えているこの本は読んで損はないし、
他の本とは違って年齢によって解釈が変わると思うので、
昔読んで何年か立ってまた読み返すのもいいと思います。
自分が読んだのは、19歳の時だったので
また2年後とかに読んでみようと思います。
- 作者: リチャード・ドーキンス,日?敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: 単行本
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