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チームを作る法則とは!?

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チーム作りは「精神論」「経験論」ではなく「法則」で決まる。

この本は、「チーム作りは実は法則で決まるんだ!」って気づかせてくれる一冊です。

読む前はチームというものは

  • 「多様性が多いメンバーがいいチーム」
  • 「目標をしっかり達成するチームがいいチーム」
  • 「コミュニケーションが多いチームはいいチーム」
  • 「みんなで話あって決めるのがいいチーム」

という「いいチーム」という固定概念が何となくありました。

でも、実際読んでみると「いいチーム」というものはパフォーマンスが

発揮されないと「いいチーム」にはならないのかなって思ったのと同時に

時と場合に応じて本章の「法則」をチームを作る機会があった時に取り入れていくべきだとも感じました。

多くの人は「チーム」を誤解している

本文の法則として

  • Aimの法則
  • Boarding の法則
  • Communicationの法則
  • Decisionの法則
  • Engagementの法則

各章5つの法則でまとめられています。

チームの存在

今は「個」の価値が重要視されている中、その「個と個」を繋ぐチームのあり方が重要視されている。

→その中で「いいチーム」とはどういうものなのかを考えて行かなければいけない!

「いいチームを目指すために、目標を達成するために頑張ろう!」と思うかもしれないですよね。

でも、確実に目標を達成すると意識する前にチームにとってどのような目標設定が適切かと考えにシフトするべきだということ!

チームがなんのために存在し、どんな影響を与えていくべきなのか全てのメンバーが
意識して自発的に行動
し成果があげられるチーム作りが求められている。

本文でこのような一文がありました。

「チーム」というメンバー、一人一人が主体的に創造し行動する。

チーム活動の意味とは何か意義とは何か?

それが明確に言語化できて初めて個人個人で自ら行動できるようになる!

チーム作りに正解はない

チームが取り組む活動や置かれてる環境がそれぞれちがうから、チーム作りに正解はないという。

「チームには絶対解がある」のではなく、「チームには最適解がある」と考える

「チーム」それぞれの形態的に流動性が高いチームは「チームを入れ替えた方がいい」場合もある。

そして、人材の連結度合いが大きいか小さきかでチームのメンバーは多様性か均一性どちらが必要かを考える。

これが「チームにとって最適解」を考えるということ!

何か絶対的な正解の「チーム」があるのではなく、それぞれの「チーム」のあり方を考える。


コミュニケーションと意思決定

コミュニケーションを取る環境

メンバー全体として最高のパフォーマンスを出すには「コミュニケーションを多く取る」とは勘違い。

チームのメンバー同士の相互理解心理的安全があると効果的な連結が生まれ「いいチーム」となる。

コミュニケーションを取るというより、そのコミュニケーションを取れる環境を考えるといい!

つまり、大切なのは

  • 「 お互いが理解し合えるコミュニケーション」
  • 「安心して意見が言えるコミュニケーション」

そのお互いの言い合える空気感がチームにとって重要。

意思決定の方法を意思決定する

チーム全体の意思決定を軽くみていてはチームを間違った方向に進んでしまうかもしれない。

意思決定というのはチームのパフォーマンスに大きな影響を与える!

まず、チームの議題に対しての意思決定をする前に、その意思決定をどのような方法で意思決定するかを決めた方がいいという。

リーダーが大胆に決断したほうがいい場合もあるし、合議の様な意思決定をした方がいい場合もある。

その意思決定の方法をチーム全体としてどの様に決めるかを考えることが重要!


まとめ

この本を読んで、「チーム」というものに対してあんまり深く考えてこなかったなぁ〜と痛感しました。

チームのあり方はその状況に応じて変化させていかなければいけないということ。

初期のメンバーが必ずしも最高のメンバーとはなり得ないってことを感じてよく考えてみたら、

TVとかでみるメンバーも昔と変わってきているな〜て思いました。

現状として「チーム」のパフォーマンスを考えると変化させていくべきなんですね。

主体的に動く

組織全体を変えたいなら、経営者や人事だけではなく、主体的にチーム全体がチームを変えようとすることが大事

と本文中に書いていて、昔と違って今は「金銭や地位」というよりも

感情」にメンバーが共感して主体的に動く様になってきているのかと学びました。

そしてどの様にしたらチームのモチベーションが上がるかを明確化する必要性も書いていたので、もし「チーム」を作る機会があったら活かして行きたいと思いました。

「いいチームってっこうなんだ」って固定概念に縛られるよりも、チームの形態に応じて「変化」させていく重要性を感じられる一冊でした。


THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)

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