10年後の仕事図鑑 「自分の人生を生きるために」はどうするか?
一度きりの人生に置いて、仕事のあり方は自分自身にとってどのような意味をなすのか
これを深く考えられる一冊である。
10年後という題名の本だが、情報やテクノロジーの変動が激しい世の中なので、
1〜2年後を目安にこの仕事図鑑を利用した方がいいかもしれないと思いました。
堀江さんと落合さんの考える将来像や仕事自体の変化を読み解いてくれているので、
それをどのように活用していくかを考えながら読んだ方がいいと感じます。
激動の時代を生きる
インターネットが成熟し、グローバルに世界と繋がった現代
今までの「普通」とされていたローモデルは意味をなさなくなってきた。
大学を卒業し仕事についてよく理解しないまま就職して日々を過ごしていく
「普通」という概念は社会環境が同調して正しいと思い込んでいるだけで、
自ら「普通」という定義を変えていかなければいけない。
つまり自分の「生き方」をデザインする時代になってきていることを意味する。
一般的な環境に身を投じるのではなく
自分で環境を作る立場に回れると時代の変化に対応していける人間になれる。
これからの未来に置いて自分の価値は何か
テクノロジーの進歩やAIの導入によって、画一化されたことをしていては
市場価値がない人間になってしまう。
「画一化されていない」ということは
↓
「他人とは違うことをやっていく」ということである。
自分しかそれをやっていないけれど、それが正しいと信じ、
競争することをやめる。
もし誰かが自分と同じようなことをしたって、気にする必要はない。
「先を越されたから」とか、「先を越されそうだ」と
考えるクセは根本から無くした方がいい。
落合さんが言っていた一言。
自分がやっていることに対して、共感してくれるフォロワーを付け
コミュニティを作っていく。
そうすれば自ずと自分の価値が上昇し「何者かの人間」になることができる。
これからの時代を生き抜いていくために「自分は何者か」ということは重要である。
ワークアズライフ
「ワークライフバランス」ではなく「ワークアズライフ」
「仕事」と「生活」のバランスを考え両立していくのではなく、
極端に言えば「仕事」と「生活」が一緒という考え方。
コンピューターには「これをやりたい」というものがないので
(いずれ出てくるかもしれない)
人間が「何をやるかを決める」ことの重要性を理解して、
両方で人間価値を生み出し続けるために
どうしていくかを考えなければならない。
まとめ
時代の変化が著しい中で、仕事の変化を予測立てることはとても難しい。
だが、その中で「過去を抽象化して未来を予測し今を生きていく」
ことの大切さは理解した。
実際、自分にとって何が優先事項でどうしたいのか、落合さんも言っていた通り
大事なのは「価値のある仕事に就く」のではなく、
「価値ある仕事を創出する」主体性。
自分で自分の人生を考え、今すべきこと。主体的に行動するために
「何をするべきか」を考えないと変化していく人間にはなれない。
- 作者: 堀江貴文,落合陽一
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/04/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る