僕たちはもう帰りたい 「働く」とは何か!?
早速発売された、「僕たちはもう帰りたい」を読んでみたの巻。
さわぐちけいすけさんの本は新しい観点から物事を捉えていて、
個人的にそこから刺激がもらえてスラスラ読めるので面白いです。
今作は、「働き手の苦悩」をテーマに描かれています。
- 帰りたいけど残業しないといけない雰囲気
- 働き方が多様化しているのになかなか実現しない
- 会社が非効率の働き方で悩んでる
などなど。。。働く事に関して悩んでいる人にとってオススメの本だと思います。
日本人の特性として、人目を気にし過ぎたり自分のしたいことを素直に言えなかったり
そういう自分の感情を素直に表せないということが、働く環境に影響していると思います。
多様化した価値観
長時間頑張るとは正しいことなのか?
そもそも残業とは限らず、努力=長時間頑張る
ということがもうすでに時代錯誤になってきているのかな〜って感じるとが多くなってきました。
一回り年上の人とゆとり世代の考え方にギャップがあるからこそ、お互いに思うことのズレから環境の悪化へと変わっている。
お互いに考えていることをしっかり話合い、よく相手の話を聞くってことはいつの時代でも大切です。
働きたが多様化した今「フルコミットで働く」こと自体、無理がある。
色々な働き方が可能な現在、一つの方法で働くというのはむしろ違和感を感じるのではないか?
働き方が変わったからこそ、個人としても多様化してきている。
いろいろな働き方ができるからこそ、自分の人生のあり方を考え作れると思います。
副業したり、個人活動したり、リモートワークして場所を選ばず働く、ことをしたり。
「もう帰るの?」というのは新しいサイン!
「もう帰るの?」という視線を逆手にとって、みんな「帰りたい。」自分と思っていることと同じなんだと考えてみる。
そこで、お互い気まずい雰囲気になる前に「どうしたら早く仕事が終わるか」とコミュニケーションをとってみる。
効率いい方法を教えてあげたら、組織の環境も変化してくるかも?
本当に重要な事、目的は何か
職場の「板挟み」状態をどうするか
「板挟み」状態にあるなら一度、その仕事の達成したいこと目的が何なのか、自分が正しいと思うことを冷静になって考えてみる。
そこから「策略」を考えるのも一つの方法かもしれない。
こういう一文が書かれていて確かになぁ〜て、職場に限らずプライベートの板挟み状態でも活用できると思います。
自分の意見を通すには、感情のままぶつけるのではなく言語化してどうしたらいいのか「具体的な案」を考えてみるのもいいかも。
「大事なもの」は何か思い浮かべる
仕事が人生の中心になり過ぎていて、「大事なこと」を忘れてしまっていないか、一度じっくり考えるのも重要ですね。
大切な人の記念日だったり、親に連絡してみたり、娘と話してみたり
ゼロ地点に帰り、今のポジション、自分の居場所を考えるのはとても大切なことだと思います。
状況を変えるには?
他人の意見をバッカリ聞き入れるのではなく、自分で仕事の内容を工夫して調整してやってみる
そしてしっかり自分の意見で言葉を発してみると状況を変えられるかもしれません。
仕事に限らずある問題に対して1人で抱え込むのではなく人に相談してみたり頼ってみたりしたら、気持ちが楽になるし
具体的な解決策を出してみてそこに「諦める」があっても全然いい。
非効率な仕事方法を変化
「クビになるかも」と考えて自分の意見を発せないって考えるより自分たちだって
「気持ちよく働ける場」を選ぶ立場にあると考える。
言いたいことを言ってどうしてもダメなら辞める。それって大したことではない。
言いたいことを言ってもダメならやめたほうが自分のためになるし、それを気にしなくて済む。
他の環境を探せばいいだけ。
会社に雇われているというより、会社を雇っているという心構えが必要です。
会社を辞めることは大したことではないし、
辞めるきっかけは、そこら中に転がっている
一番は自分の幸せを考えること。
次になったら辞めようと思うように、きっかけを待つのではなく、きっかけは自分で作れる。
今のいる環境だけが自分の居場所ではないということを心がけて、
いろんな世界があるのだから、今のいる世界が全てではない、世界は広いぞー!って楽観的に考える。
こういう事ってとても重要だと思います。
自分の中の「優先順位」は何か?
何でもかんでも大切だと勘違いしていたら忙しくなる。
一番大切なことは何か。一番優先したいことは何か。
それがわかったら断ることは断ってしたいことをしたほうがいい。
人間に与えられた時間は有限なのに「大切にしなくてはいけないことが」たくさんあるように感じる。
その中でも優先順位を考えて、「本当に大切なもの」を失くしそうになっていないかしっかり考える。
何もかも断れない状況は大切なものを失いそうなサインかも。
一番大切な人にわがままな行動をして甘えてしまっていないか、改めることができるなら時間の使い方を変える。そこから始めてみよう。
何のために働いているのか
世の中が変化し続けているからこそ、前向きに。
なんのために働いてるか考える。
生涯安泰だとしてもそれに魅力を感じるのか?
働き方が多様化したいま、終身雇用は選択肢の一つにしかすぎない
→幸せと直結するものでもない
他の選択肢に魅力を感じたから試してみたいと思う若者は多いと思う。
継続が最重要なのではなく、色々経験することが今の時代最重要なのではないか?
まとめ
働くとは何か、なんのために働いてるのかをもう一度じっくり考えることが大切ですね。
そして自分の「居場所」はどこか、居場所があるからこそゼロ地点に帰って、
自分は何をしたいのか、何をすべきなのか、大切なものはなにかを、再確認すると人生の指標が立てられると思います。
何を幸福と考えそれを目標とし今すべきことをする、それが重要。
- 作者: さわぐちけいすけ
- 出版社/メーカー: ライツ社
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