読書ブログ

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人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

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題名見たとき、一瞬「え?」って思うと思います。

「どういうこと?」と思う人は、面白いのでぜひ本を読んでみるといいです!

これは「行動心理学」を元に人間の心理を利用しながら相手に影響を与えていくことです。

根本的には「心理学」なのでそこから「勘違いさせる力」ということを意味すると思います。

勘違いさせる力はハロー効果によるもの

そもそもハロー効果とは?

まず具体的な例として

モーターショーとかの近くに美女を置くことによってその車自体の価値を上げようとする。

美人な人の彼氏はなんかすごい人に感じる。

ある広告の宣伝でかっこいい人を起用するとその商品が良い商品だと感じる。

と、わかりやすくいうとこんな感じです。

つまり、その人や物自体にはそんなに価値はないが違う物や人の

付加価値を付け加えることによってその人や物自体の価値の印象が上がること。

これをハロー効果という。

そして、これを応用して自分の人生に取り込み「勘違いさせる力」に転換させる。


学歴によるハロー効果

学歴が高い起業家が成功を収めてるのが多いのは、無意識のうちにハロー効果が作用している。

高学歴であるが故に、そこでその人の全体的印象が高いから人からの信頼を集め資金調達が多くなり環境が整って

成果が出やすくなっている。

「自分はそんなこと気にしないよ」と言っていても無意識のうちにそう頭で判断してしまっている。

ハロー効果は意識的に働いているのではなく、脳内で無意識に働いてしまっていることを意味する。


人間の判断

ハロー効果とは別に、人間は「一貫して偏って間違った物語」に説得力と魅力を感じる。

これはどういうことかというと、

「バランスのとれた総合的な正しい判断」は、説得力がなく退屈で面白く感じないということ。

だから相手に大きな錯覚をさせたいなら「一貫して偏った物語」の方が説得力がある。

わかりやすく例えるならば

原告側と被告側と裁判官の場合、裁判官の立場になっては相手を魅了できないということ。

「一貫して偏った考え方を主張して、シンプルでわかりやすく、断言する」

本当は断言できないことも、断言することで、相手に影響を与えられる。


まとめ

「現実は実力がしっかり反映されて健全でフェアな世界ではない」ということを教えてくれる。

最後に

「実力中心」の世界観で生きる人間より、「錯覚資産・運・実力」の世界観で生きる人間の方が、圧倒的に強い。

と書いてあった。

影響を他人に与え自分の価値をあげるという面ではとても有効的だと思ったし、

心理学を元に行動できる人は何かと優位的な立場に立っていると感じます。